こんにちは、AiMoです。

JapEn20thとても楽しみですね。この時期になるといつも、脳のリソースが新作JapEnへの期待へと使われてしまって困ってしまいます。まあでも、この期待感が最高なのですが…。

さて、みなさん一度はこんなアドバイスを耳にしたことはあるかと思います。

「見せ場を作ろう!」

「完成度を高めよう!」

「個性を手に入れよう!」

しかし、これを聞いたときおそらくみなさんはこう思ったはずです。

「それをどう達成するかが分かんねえんだよなあ…。」

私もずっと同じようなことを考えていました。それをどないするか分かってたら苦労せえへんねん…

しかし、歴11年に差し掛かりそうな今、トップスピナーがこういうあいまいなことしか言わない理由がなんとなくわかってきました。

まず、そもそも**「解決方法は複雑で抽象的で複合的である」**ということ。

説明しないのではなく、説明しずらすぎるのです。歴を積めば積むほど、ペン回しをしているときに考えることが無数に増えていき、それらが相互に作用しているため、それをいちいち説明したり一般化するのは不可能に近いのです。それにもし頑張って説明したとしても、その思考は複雑怪奇すぎて理解してもらえないかもしれません。

また、**「それを自分で考えることこそが個性である」**ということ。

述べた通り、FSを作るということは難しいことです。ペン回しの実力というものは、見て聞いただけ、一朝一夕で練習しただけ、なんかで身につくものではありません。自力で会得しようとするならば、それこそ何千何万もの課題を地道にクリアしていく必要があります。

しかし、無数にある問題を自分の力でひとつずつ解決していく過程で、その解決方法は自分にしかない唯一無二の方法となります。つまり、上手くなる過程こそが確固たる個性に結び付くということです。そこを教えたところで、個性は生まれ得ないのです。